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【ネタバレ多少含】空晴『ボクのサンキュウ』感想 [舞台]

今月初めの8月1日。
空晴さんの『ボクのサンキュウ』を観てきました。
今回は初の伊丹アイホール公演ということで
平日回には間に合わないのでマチソワで。

ことばや雰囲気のあったかさが
大好きな劇団さんなので
内容のネタバレも多少込みで書きます。

とある男子寮の一室を舞台に繰り広げられる
「男だらけの育児奮闘記」。
あったかで楽しいながらも
ほんわりとせつない。
そんな話です。



【出演】※敬称略、パンフレット参照。
上瀧昇一郎…松本陸夫
平本 光司…海人
小池 裕之…空野
上田 康人…大地
ゲスト:
国木田かっぱ…林(リン)さん
や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)…田(デン)さん
北村守(スクエア)…山田
福重友(南河内万歳一座)…先輩
太田清伸…川村

【あらすじ】※()内キャスト名は敬称略。
とある会社の男子寮。
電話は寮に一本で要呼び出し、
靴は各自おきっぱなしにしない!
自転車のサドルも要注意!のこの寮には
寮母(?)の林さん(国木田かっぱ)と
気難しい管理人の田さん(や乃えいじ)、
そして多数の男性社員たちが住み込んでいる。
ある日、新入社員の大地(上田康人)の部屋に
置き去りにされたひとつのカゴ。
漫画を借りにきた先輩の海人(平本光司)、
通りすがりの空野(小池裕之)、
大地の同期の山田(北村守)と川村(太田清伸)らが
本人より先に見つけたその中には
……赤ん坊?!
それぞれの事情や想いを巻き込みながら繰り広げられる
とある一日の話。


チラシにあるのは
「男だらけの育児奮闘記」。
今回は劇団員4人に加え、客演5人。
最大で9人が勢揃いするのですが
どの方もほんとに個性豊かでした。
見た目や性格だけでなく
それぞれが抱えている問題もまた多彩。

母と子だったり、父と子だったりの
親子の話、きょうだいの話、
周囲との関係性。初恋の話。

たくさんの笑える状況の中にも
静かに底に流れている
家族や、人とのつながりのこと。
大笑いしていたのに
いつのまにか、ちょっとせつない。
でも、観終わるとまた
ふんわりと、あったかな気持ちになる話でした。

個人的には
ほんとうの終盤にたくさん語られる
「ありがとう」たちの中の
最後のちっさい「ありがとう」が好きです。

これは文字では伝えにくくて。
そこに至る気持ちや出来事
そしてひかりやしぐさで
表現されるあの空気が
たくさんの人に届くといいなあと思います。

すでに伊丹公演と
初の九州公演である博多公演も
終わってしまったのですが
最後の公演地である東京公演が、
8/20~23に下北沢の駅前劇場で上演されます。

割と早口の関西弁なので
聞き取れなかったりすることも
たまにはあるかもしれませんが

あったか楽しくて、ほんのりせつなくもある
そんな空気に
観て触れる方が増えてほしいなあと思います。

次回作も来年2~3月に
大阪のウィングフィールドと
東京のOFF・OFFシアターで新作上演、だそうで。
東京までは追いかけていけない私は
次回作を楽しみにまっていようと思います(*´艸`)

あ、その前に
岡部さんが作演出参加の
リリパットアーミーⅡの『Kisses』(*´艸`)♪
今年はたっくさん観たいものだらけで困ります。。
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