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【ネタバレ注意】演劇集団キャラメルボックス「バイ・バイ・ブラックバード」感想 [舞台]

6/12日(土)から始まった舞台の感想です。

先に始まっていた東京公演を観た友人から
よさそうな雰囲気だとちら聞きしていたので
初日まで待ちきれず、
たまたま募集をみかけた
初日直前のゲネプロも含めて観てきました。

たくさんたくさん考えて
こころをとても揺らされました。
でもちょっとマチソワはやりすぎました( ̄▽ ̄;)

観るのにちょっと気力と体力のいる
でも大好きな話のひとつになりました。

ことばにするのにちょっと時間がかかって。
この土日でまた回を重ねて観て
違うおもいもうまれていますが
ひとまずは初日を観たときに感じたことを。

本日、最終の舞台です。
こころに焼き付けてこれるように
余計なことは考えず受け止めてきたいと思います。

以下、ネタバレ込みな感想です。

演劇集団キャラメルボックス
25周年記念2
「バイ・バイ・ブラックバード」
2010.06.12(土)1300(ゲネプロ)
2010.06.12(土)1800
@神戸オリエンタル劇場

【出演】※敬称略、パンフレット参照。
沢野泰輔:大内厚雄
柳瀬ナツカ:實川貴美子
安西亮一:有馬自由(扉座)
真鍋 充:多田直人
小松崎怜奈:岡田さつき
猪俣亜美:井上麻美子
大橋史代:坂口理恵
東 理々子:林 貴子
柳瀬はつみ:前田 綾
柳瀬和也:小多田直樹
安西真砂子:大森美紀子
安西由紀人:鍛冶本大樹
真鍋敏晴:西川浩幸
真鍋彩子:森めぐみ

【あらすじ】※()内キャスト名は敬称略
罹患すると命を落としてしまったり
助かっても、後遺症として
何年分もの記憶を失ってしまうという
特殊な病気が大流行してしまった
今とは少しだけちがう世界。

主人公のナツカも
その病気「コスタ症候群」によって
ある日突然に11年分の記憶を失ってしまった。
身体は、27歳。
でも中身と記憶は16歳。

身体は回復したナツカは
兄・和樹に連れられ
病気で記憶を失ってしまった人のための
「再教育」を施す学校を訪れる。

高校1年生クラスに案内されるナツカ。
そこには4人の同級生がいた。
肉体年齢も、境遇もまちまちな
でも最終の記憶は、同じ16歳な同級生。

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肉体上の年齢も性別も
そして抱える境遇もまちまちな5人。

時間の制限もあって、どうしても
さらりと触れるだけになるひともいるけれど
それぞれの抱える葛藤や
周囲のひとたちの想いがせつなくて。

年代的にか、いまの状況としてか
のせられる感情にひきこまれるのか
まだちょっとことばになりませんが
小松崎さんと、安西くんのはなしが
とてもこころにひびきました。

ふたりの記憶の場面が、いちばんすき。
目をとじれば、その景色が浮かぶ。
シンプルなそのかたちが素敵でした。

自分のことなのに、忘れてしまう怖さ。
大切な、昨日までいっしょにいた
明日がくることを当たり前に思っていた人に
忘れられてしまう絶望感。
それらを受け入れられない弱さ。

いろいろ考えさせられたり
共感したり、反発してみたり。

観るひと自身が抱えるものによって
誰の立場に寄り添うか
はたまた俯瞰して全体をみるのかが
ずいぶん変わる話なのかなあと思います。

そしてほんわりと 恋物語。
観ると、誰かと手をつなぎたくなるなあって思います。

久しぶりに、たくさんこころを揺らされたお話でした。
一回目は泣きつかれてぐったり。
二回目は冷房直撃席で寒すぎて、泣くどころでなく冷えてましたが…。
でもこれは好きな話でした。

音楽とひかりの表現も、とても印象的な舞台。
もう一度くらい、二階から観てみたかったなあ。

本日の神戸オリエンタル劇場14時の回で、最終。
昨日と、そして今日観て感じたところは
また追加でことばにしたいな。
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