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【ネタバレ注意!】エンジェル・イヤーズ・ストーリー感想追加分@神戸 [舞台]

名古屋楽日あたり→神戸初日→神戸千秋楽あたりと観て、
私の中の冬公演が終わりを迎えて
一息ついてしまって。

自分の中で、これだけ印象変わって終わるのは
正直珍しいよねえとは思いつつも
日常のばたばたにかまけて
公開するのをすっかり忘れてました。


こんな時期に書いててなんですが
私が最後に観たのは神戸千秋楽なので
リアルタイムの今の舞台は、また違った印象に
なっているかもしれません。
東京はさらに細部をいじってるという話も
ちらりと小耳にはさみましたし。。
でもきっと、神戸よりさらに深化していそう。
そんな印象をもったので
今さらですが公開です。

あ、ネタバレ満載ですのでその点はご注意ください。

とりあえず、名古屋初期→神戸千秋楽あたりの範囲で
変わったなあと思ったトコロ。

全体のまとまり方。

今回は基本的に、
ひとつの役を二人が表現していて。
外側で話している「本人」と、
後ろで白い衣装着て立っている
その人の「心の中の声」の人。

始めのころってかなりばらけてるような
瞬間が多かったのです。
外側と心の中の二人のテンションに
差がありすぎる瞬間というか。
それが格段に減っていたように感じました。
…なんというか、
どたばたこけながら、
あるいはおそるおそる二人三脚してたのが
二人羽織になったというか。
ちゃんとおんなじ所にいるようになったというか。
まあでもこれって…できたら
初日にここまできておいてくれてたら
…とかなんとかは思ったり。

二人ずつがひとりになってきて、
細かなご当地ネタとか近況ネタはともかくとして
大枠と台詞にはほんとに差異がないのに
受ける印象としては、かなり変わっていました。

二人セットがなじんできて
どんどん感情がのってくるようになったのかな。
始めから大丈夫な方ももちろんいるのだけど。


私、今回はとにかく黒石長兄の背中が好きなのです。
心からの叫びと。心の中の叫びと。
あの場面が一番好き。主役のお父さんを差し置いて笑

弟が大事でたまらないおにいちゃん。
でも少し大事にする方向がちょっと違うような。
そんなすれ違いにも心打たれながら
終盤シーンは三兄弟の
特に長兄と三男に釘付けでした。
ここの二人の感情の乗りかたが
一番格段に変わったなあと思った箇所でした。
そして一番好き。

そのあとの三男と娘の場面や
お父さんとお母さんのやりとりも好き。

お父さんは
公演がはじまったすぐの時は、
やはり「台詞を間違えないこと」に
重心がいってしまっているような時がちらほらあって
そこでちょっとひっかかりを覚えて残念だった部分が
どんどん「お父さん」の部分も見えるようになって。

ちょっと頑固だけど、お茶目だったりもして
自分なりに家族のことを大切にしてるお父さん。
それと、状況を説明する地の文のヒト。
これもある意味一人二役なのでしょうね。

二人セットの組み合わせは
いろっいろと小ネタをはさみまくっている
細見さん&筒井さん(役が複数あるので役者名)と
子供っぽさと意地っ張りが同居な
響太(多田さん)と菅野さん
あと視覚効果!な次男とおばあちゃんが好きです。

まあでも、嫌いな役がいること自体は
最後までぶれなかったし…
原作から設定を変えたことで
ちぐはぐになったり
説明足りなさげな箇所があったりと
こまかーいトコは多々あるのですが…
全体を通してみると、好きな話。
神戸後半分に関しては素直にそう思いました笑

名古屋→神戸初日までは
「好きなトコもあるけど
なんかしっくりこないっ」だった上
あと一歩が響いてこなくって
その原因にすごく目が向いていたのが
ようやく、自分の中のとりあえずの
もやもやの原因に思い当たって
そこをはずしてみたら←ぇ
多少すっきりした気持ちで観られるようになって。

そしておそらく、名古屋や神戸前半に
寄せられた声を吸収したり
演じる側が感じたり考えたりして
どんどん改良というか
改造が行われていった結果として。

神戸の千秋楽にたどり着いた頃には
かなり心動かされるものに化けてました。

あの変化は正直……
こんなのにできるなら
最初から…はもしか無理でも
せめて名古屋楽日に片鱗だけでも
見せてー!!!って思いました。
もう一週間分早くこのラインを見せてもらえてたら
それはもう手放しで素敵場面を推したのに!!!と。

私は学芸会以外の演劇の経験はないので、
技術的なところは詳しくありません。
大変なんだろうなとは思うけれど
そこを、ある程度までやりきってしまった回を、
幸運にも目にする機会があったので…
それを踏まえた上で公演が始まった東京を
今回はほんとにうらやましく思ったり。

たぶん、一回目でもそんなに混乱もせず
ちゃんと話を楽しめる段階まで
細部が整頓されて集中されてるんだろうなあと。
↑裏返すとすごいひどい表現になるけど( ̄▽ ̄;)

年末時期って仕事がぎゅーぎゅーだったり
某大作げーむに備えてたり←ぇ
個人的な事情が重なったので
もう更なる変化を実際に目にはできないのですが。
平日がかなり空いてると聞くと
やっぱりもったいない!!と思うのです。

たくさん空いているせいで
ハーフプライスでも結構枚数が出てるとか。
あの芝居の対価として3000円とかはほんとに破格すぎです。
近所に住んでたら、多分もうあと何回かは
お父さんと家族、そして兄弟たちを観にいったのに…!

キャストとあらすじ、公式のHPは
ブログライター記事のトコに載せてます。
前半公演の評判びみょーだしと思って
まだ観ていない関東方面の方が、
ひとりでも多く、あの二組の家族の話を
目にしてくれたらいいのになあと思います。
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